イオンカードは日本最大手の流通グループであるイオンが発行するクレジットカードです。
全国のイオン店舗をよく利用する方にとって、非常にお得なカードとして知られていますが、実際のメリットやデメリットはどのようなものでしょうか。
本記事では、イオンカードの特徴を詳しく分析し、あなたに最適なカード選びをサポートします。
Contents
イオンカードの基本情報
イオンカードは年会費無料で発行できるクレジットカードで、イオン銀行が発行しています。
基本的なポイント還元率は0.5%となっており、200円の利用につき1ポイントの「WAON POINT」が貯まります。
カードの種類は豊富で、基本のイオンカード(WAON一体型)をはじめ、イオンカードセレクト、各種提携カードなど50種類以上のラインナップがあります。
申し込み条件は18歳以上(高校生を除く)で、専業主婦や学生でも申し込み可能です。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCBから選択でき、電子マネーWAONとの連携機能も充実しています。
ETCカードや家族カードも年会費無料で追加できるため、家族全体でお得に利用できる設計となっています。
イオンカードの主要なメリット
イオングループでの特典が充実
イオンカードの最大のメリットは、イオングループ店舗での優遇特典です。
毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、イオン、マックスバリュ、イオンスーパーセンターなどで買い物代金が5%オフになります。
この割引は食料品から日用品まで幅広い商品が対象となるため、家計の節約効果は絶大です。
さらに、イオングループ店舗での利用時はポイント還元率が2倍の1.0%にアップします。
毎月10日の「AEON CARD Wポイントデー」では、どこで使ってもポイントが2倍になるため、計画的に利用すれば効率よくポイントを貯められます。
年会費無料で豊富な付帯サービス
年会費が永年無料でありながら、ショッピングセーフティ保険が年間50万円まで付帯されています。
カードで購入した商品が破損・盗難に遭った場合に補償を受けられるため、高額商品の購入時も安心です。
また、イオンシネマでの映画鑑賞料金が300円割引になる特典や、カラオケBIG ECHOでの室料30%オフなど、エンターテイメント関連の優待も充実しています。
これらの特典を活用すれば、年会費無料以上の価値を実感できるでしょう。
WAON POINTの使いやすさ
貯まったWAON POINTは1ポイント=1円として、イオングループ店舗での支払いに直接利用できます。
また、電子マネーWAONにチャージしたり、JALマイルや他社ポイントに交換したりすることも可能です。
ポイントの有効期限は最大2年間で、利用頻度が高ければ実質無期限で貯め続けられます。
イオンカードのデメリットと注意点
基本還元率の低さ
イオンカードの基本ポイント還元率は0.5%と、現在の高還元率カードと比較すると見劣りします。
楽天カードやPayPayカードなど1.0%の基本還元率を誇るカードと比べると、イオングループ以外での利用時はポイントが貯まりにくいのが現実です。
特に、公共料金の支払いやネットショッピングでの利用が多い方にとっては、他の高還元率カードの方がメリットが大きい場合があります。
メインカードとして使用する場合は、年間の利用額とポイント獲得数をしっかりシミュレーションすることが重要です。
旅行保険の付帯がない
一般的なイオンカードには海外旅行傷害保険や国内旅行傷害保険が付帯されていません。
旅行頻度の高い方や、万が一の際の補償を重視する方にとっては大きなデメリットとなります。
ただし、イオンゴールドカードにアップグレードすれば旅行保険が付帯されるため、利用実績を積んでゴールドカードの招待を受けることを検討するのも一つの方法です。
イオングループ利用者以外にはメリットが薄い
イオンカードの真価は、イオングループ店舗での利用時に発揮されます。
近所にイオン系列店がない方や、普段の買い物でイオンを利用しない方にとっては、他のカードと比較してメリットを感じにくい可能性があります。
イオンカードがおすすめな人・そうでない人
イオンカードがおすすめな人
イオン、マックスバリュ、まいばすけっとなどイオングループ店舗を頻繁に利用する方には断然おすすめです。
特に食料品や日用品の購入が多い主婦の方や、イオンモールでのショッピングが多い方は大きなメリットを享受できます。
また、年会費無料のカードを探している方、クレジットカード初心者の方にも適しています。
審査基準が比較的優しく、付帯サービスも充実しているため、最初の1枚として選ぶ価値があります。
他のカードを検討した方が良い人
イオングループをほとんど利用しない方、より高い基本還元率を求める方、旅行保険の付帯を重視する方は、他のカードの方が適している可能性があります。
楽天カードやJCB CARD W、三井住友カード(NL)など、それぞれ異なる強みを持つカードとの比較検討をおすすめします。
まとめ
イオンカードは、イオングループでの買い物が多い方にとって非常に価値の高いクレジットカードです。
5%オフの感謝デーやポイント2倍特典など、具体的な節約効果を実感できる仕組みが整っています。
一方で、基本還元率の低さや旅行保険の非付帯など、万人向けではない側面もあります。
重要なのは、あなたの生活スタイルや利用パターンに合致するかどうかです。
イオングループでの年間利用額が多い方であれば、間違いなくメリットを享受できるカードと言えるでしょう。
カード選びで迷った際は、まず自分の消費行動を振り返り、どの店舗での利用が多いかを把握することから始めてみてください。
イオンカードがあなたのライフスタイルにマッチするなら、家計の強い味方となってくれるはずです。