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楽天カードとPayPayカード、どちらを選ぶべき?
クレジットカードを選ぶ際、楽天カードとPayPayカードで迷う方は多いのではないでしょうか。

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どちらも年会費無料で高還元率を誇る人気カードですが、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。
この記事では、楽天カードとPayPayカードの基本スペックから実際の使い勝手まで、詳しく比較検討していきます。
あなたのライフスタイルや利用シーンに合わせて、最適なカード選びの参考にしてください。
基本スペック比較:楽天カードvsPayPayカード
年会費・ポイント還元率の比較
楽天カードとPayPayカードは、どちらも年会費永年無料という大きな魅力があります。
基本のポイント還元率はどちらも1.0%と同水準ですが、ポイントの貯まり方に違いがあります。
楽天カードは100円利用につき1ポイントの楽天ポイントが貯まります。
一方、PayPayカードは200円利用につき1%相当のPayPayポイントが付与される仕組みです。
この違いにより、少額決済が多い方は楽天カードの方が有利になる場合があります。
国際ブランドと付帯サービス
楽天カードはVISA、Mastercard、JCB、American Expressの4つの国際ブランドから選択可能です。
PayPayカードはVISA、Mastercard、JCBの3つから選べます。
付帯保険については、楽天カードが海外旅行傷害保険(利用付帯・最高2,000万円)を提供している一方、PayPayカードは付帯保険がありません。
海外旅行の機会が多い方は楽天カードの方が安心です。
ポイントの使い道と有効期限
楽天ポイントは楽天市場での買い物はもちろん、楽天ペイでの支払い、楽天モバイルの料金支払い、街の加盟店での利用など、用途が非常に幅広いのが特徴です。
有効期限は最後にポイントを獲得・利用した日から1年間です。
PayPayポイントはPayPay加盟店での支払いに利用でき、全国の多くの店舗で使用可能です。
有効期限は付与日から2年間と、楽天ポイントより長期間設定されています。
実践的な使い分け方法とおすすめシーン
楽天経済圏利用者には楽天カードが圧倒的有利
楽天市場で頻繁に買い物をする方、楽天モバイルユーザー、楽天銀行口座をお持ちの方には楽天カードが断然おすすめです。
楽天のSPU(スーパーポイントアッププログラム)により、楽天市場での買い物時にポイント還元率が最大16倍まで上がる可能性があります。
また、楽天ふるさと納税を利用する際も、楽天カード決済でポイントが貯まり、さらに獲得したポイントで次回の寄付も可能になるという好循環が生まれます。
PayPay利用者・Yahoo!ショッピング愛用者はPayPayカード
日常的にPayPayで決済している方、Yahoo!ショッピングやLOHACOをよく利用する方にはPayPayカードがおすすめです。
PayPayカードからPayPayにチャージする際にポイントが貯まり、さらにPayPay支払い時にもポイントが獲得できる二重取りが可能です。
Yahoo!ショッピングでは毎月5日、15日、25日の「5のつく日」にPayPayカード決済で+4%のポイント還元があり、実質5%以上の高還元率を実現できます。
メイン利用シーンによる選び方
コンビニやスーパーでの日常使いが中心なら、PayPayの加盟店数の多さを活かせるPayPayカードが便利です。
特にセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなどの主要コンビニチェーンでPayPayが使えるため、ポイントを無駄なく消化できます。
一方、ネットショッピングが多い方や、楽天トラベルで旅行予約をする方は、楽天カードの方がポイント還元率が高くなる傾向があります。
お得な特典・キャンペーン情報と注意点
入会特典の比較
楽天カードの入会特典は通常5,000ポイント(期間限定ポイント含む)ですが、キャンペーン時には8,000ポイントまで増額されることがあります。
PayPayカードも入会特典として最大5,000円相当のPayPayポイントがプレゼントされます。
どちらも定期的にキャンペーンを実施しているため、入会前に公式サイトで最新の特典情報をチェックすることをおすすめします。
注意すべきポイントと制限事項
楽天カードを選ぶ際の注意点として、楽天市場での買い物が少ない場合は他のカードと比べてメリットが薄れることがあります。
また、楽天ポイントには期間限定ポイントがあり、有効期限が短いものもあるため、計画的な利用が必要です。

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PayPayカードについては、従来のYahoo! JAPANカードからの切り替えに伴い、Tポイントが貯まらなくなった点に注意が必要です。
また、PayPayポイントは一部の用途(投資など)では利用できない制限があります。
審査基準と発行期間
両カードとも比較的審査は通りやすいとされていますが、楽天カードの方がやや審査基準が緩いという評判があります。
発行期間は楽天カードが約1週間、PayPayカードが約1〜2週間程度が目安です。
学生や主婦の方でも申し込み可能で、どちらも18歳以上(高校生を除く)から申し込めます。
ただし、PayPayカードは本人確認書類の提出が必要な場合があります。
まとめ:あなたに最適なカード選び
楽天カードとPayPayカード、どちらを選ぶべきかは、あなたの生活スタイルと利用パターンによって決まります。
楽天市場での買い物が多い、楽天モバイルを利用している、海外旅行の機会があるという方は楽天カードがおすすめです。
楽天経済圏をフル活用することで、他のカードでは実現できない高還元率を享受できます。
一方、PayPayでの決済が日常的、Yahoo!ショッピングをよく利用する、シンプルで使いやすいポイント制度を求める方にはPayPayカードが最適です。
全国の幅広い加盟店でポイントが使えるため、ポイントの無駄が少ないのも魅力です。
どちらも年会費無料のため、それぞれのサービスを試してから判断することも可能です。
まずは自分の支出パターンを振り返り、どちらのエコシステムをより活用できるかを考えて選択しましょう。
最終的には、両方のカードを使い分けることで、それぞれのメリットを最大限に活かすことも可能です。